アイヴズ『4つのソナタ』ハーン/リシッツァ

アイヴズ『4つのソナタ』のCDを聴いてみました

アイヴズ/4つのソナタ

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)、ヴァレンテーナ・リシッツァ(ピアノ)

  • ヴァイオリンソナタ第1番
  • ヴァイオリンソナタ第2番 秋に 納屋にて 信仰復興伝道集会
  • ヴァイオリンソナタ第3番
  • ヴァイオリンソナタ第4番 「野外集会の子供の日」

CDの解説によりますと、ヒラリー・ハーンは、最初にヴァイオリンソナタの第3番に惹かれたと言っています。

アイヴズによると、第3番の意図は「感情と熱情、1870年代から80年代のニュー・イングランドで広く開催されていたキャンプの集いで、賛美歌やリヴァイヴァル運動歌が歌われていた時の、宗教的という以上に声高で騒がしい熱情の表現」を目的としているのですが、ハーンは、「親しみやすいメロディと馴染みのないメロディが配置され、私を魅了したのです。そのやり方が思いがけないハーモニーやリズミカルなテーマたちとひとつになって、私を魅了したのです。」と語っています。

2008年のツアーからアイヴズのヴァイオリンソナタ第3番を演奏し始めて、その後、残りの3曲を加えて演奏を熟成させ、最終的にこのCDに収められたということです。

実際聴いてみますと、私が気に入ったのは、ヴァイオリンソナタ第4番 「野外集会の子供の日」ですね。親しみやすいメロディと現代音楽的な感覚が融合していて、妙なバランスで面白いです。第三楽章の「たんたんたぬきの・・・」の部分は、ついつい歌詞をつけて、頭の中で歌ってしまいます。

ヴァイオリンソナタ第4番 「野外集会の子供の日」

でも、全体的に不協和音も多く、理解しにくい部分も多々あり、ちょっととっつきにくい感じがします。アメリカの歴史や音楽が好きであれば、多少理解ができるところもあるかもしれませんが、少なくとも感動する為の音楽ではないですね。

アイヴズ自身、保険会社に勤めながら趣味で作曲をしていましたし、「不協和音のために飢えるのはまっぴらご免だ」と音楽に専念していたわけではありませんので。

ヒラリー・ハーンの最新CD

Retrospective モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第32・25・28・42番

ヒラリー・ハーン公式サイト

ヴァレンティーナ・リシッツァの最新CD

Love Story: Piano Themes From Cinema’s Golden Age Scriabin: Nuances

ヴァレンティーナ・リシッツァ公式サイト




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投稿者: efu

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