クシシュトフ・ペンデレツキ『広島の犠牲者に捧げる哀歌』『怒りの日(アウシュヴィッツで殺害された人々の思い出に捧げるオラトリオ)』

『広島の犠牲者に捧げる哀歌』

クシシュトフ・ウルバンスキ指揮、フィンランド放送交響楽団
2015年 ヘルシンキ

クシシュトフ・ペンデレツキの『ルカ受難曲』という合唱曲を聴いてから、この作曲家にはまってしまいました。いろいろ調べていると、興味深い曲が2つ出てきましたので紹介させていただきます。

まずは、『広島の犠牲者に捧げる哀歌』という弦楽合奏曲です。クシシュトフ・ペンデレツキが1960年に作曲した作品です。『8分37秒』という名で作曲されましたが、曲のイメージから『広島の犠牲者に捧げる哀歌』として広島の原爆犠牲者に捧げられました。

曲については、52の弦楽器により演奏されます。トーン・クラスターという技法を使用することで、音の塊が不安や恐怖などを連想させる曲になっています。

『広島の犠牲者に捧げる哀歌』楽譜のアニメーション

実際楽譜を見ながら演奏を聴くと、作曲者の意図がより理解できるような気がします。音の塊が広がったり萎んだり、上昇したり下降したり。ただ、何の知識もなくこの楽譜をみても、はっきり言って何のことかわからないと思いますが。

『怒りの日(アウシュヴィッツで殺害された人々の思い出に捧げるオラトリオ)』

”人間は自分たちの神を殺してしまったのではないか”

現代のすべての人間に”人間を人間が殺害したその不条理への憤りと糾弾”を問うために作曲された曲です。もちろん音を聞いただけでは、言葉の意味は分からないのですが、人の声の説得力は感じます。1967年の作品です。

クシシュトフ・ペンデレツキのCD

広島の犠牲者に捧げる哀歌、他(2CD) ペンデレツキ:怒りの日



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投稿者: efu

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